「お年寄りを大事にしなきゃ」と思いつつ、ユリがお年寄りに思わず食らわしてしまう必殺技。
「CAPCOM vs.SNK2」(2001年)の、対藤堂竜白の勝利メッセージ、
「お年寄りは大事にしなきゃ。……と、いいつつユリチョーップ!!」
より。

「ユリチョップ」ならぬ「豪鬼チョップ」
実際にどのような技なのかは不明だが、おそらく「ストリートファイター3 3rd Strike」に登場する豪鬼のスーパーアーツ「金剛國裂斬」のような技だと思われる。
これは、直立した姿勢から天に突き上げた右手に全てのパワーを凝縮し、全身を使って手刀を振り下ろす大技で、パーソナルアクションで攻撃力が上昇した状態なら、一部の相手を体力満タンから即死させるほどの破壊力を誇る。
事実、豪鬼は「ストリートファイター3 2nd Impact」のエンディングデモで、この技でオーストラリアのエアーズロック(世界二番目に巨大な単一岩石。比高335メートル、標高868メートル、周囲10キロ。世界遺産)を一撃で破壊している。
(「ストリートファイター4 アーケードエディション」では、この技の更なる上位版「天地双潰掀(てんちそうかいげん)」が登場。
こちらは、前方に気の柱を発生させ、初段がヒットすると豪昇龍拳で追撃する技。豪鬼の最終形態「狂オシキ鬼」が使用する)
藤堂竜白が、プレイヤーキャラクターとして復活を果たしたこの「CAPCOM vs.SNK2」以降、再び表舞台から消息を絶っている事実からも、ユリが無邪気に放ったこの技が、彼の人生にどのような波乱を投げかけたのか、神ならぬ我々は想像するしかない。
なお、ユリは軽々に藤堂の人生に決着をつけてしまった自分を反省したのか、「KOF13」(2010年)で同じく「お年寄り」である鎮元斎に勝利した際には、
「うーん、やっぱりお年よりは大切にしなきゃね。……まあ、KOしたあとでいっても説得力に欠けるけど……」
と自省し、鎮にユリチョップを食らわして中国拳法界に大打撃を与える未来を回避している。
新たな技を披露したがるユリが、この技だけは格闘ゲームで披露することはなく、九年間も封印しているのは、やはり人間に対して用いるには余りにも危険な技だからであろう。
この「ユリチョップ」が、「飛燕鳳凰脚」「ユリちょう燕舞」「ちょう!龍虎乱舞」「覇王雷煌拳」を超えるユリの事実上の最大奥義であることは、ほぼ間違いない。
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