ユリサカ用語集 -カ行

春日野さくら
人物・ストリートファイターZERO・CAPCOM vs.SNK・他

「あの人」ことリュウの戦う姿に憧れ、もう一度出会うために、自らもストリートファイトの世界に足を踏み入れた、明るく好奇心旺盛なカプコンの女子高生ファイター。
 常にセーラー服で戦いに赴くが、それは「正装でなければ戦う相手に失礼であり、高校生の自分にとっての正装はセーラー服だから」という思いからで、さくらのまじめな性格がうかがえる。

 リュウの足跡を追い、学校の長い休みを利用しては世界を旅し、また時にはミュータントや地球外生命と正面から対決するなど、その胆の太さと行動力、そして天性の運動能力はズバ抜けている。また、リュウが殺意の波動に飲み込まれたときなどは、「私が責任をもって元に戻して見せます」と力強い発言をしており、責任感、正義感などにも恵まれているようだ。
 ……ただし、天性の飽きっぽさや好奇心からくる「奇行」も度を外れており、親友である千歳ケイは、しょっちゅう約束をスッポかされるなど、手を焼かされたり振り回されたりしているらしい。また、自らも「日に焼けた」と称して、殺意の波動に近いものを身につけたことがある。

 ファイトスタイルはリュウに酷似しているが、波動拳があまり飛ばなかったり、咲桜拳に長い助走が要るなど、経験ではまだまだかなわない。だが、小柄な体格からは想像ができぬほど、多彩な技を会得している。
 一度はリュウに弟子入りを懇願しているが、断わられている。

 人懐こい性格で、自分の学校(玉川南高校)だけでなく、若葉ひなたや鮎川夏など、他の学校にも多くの友人を持つが、火引弾や神月かりんなど、感情表現の強い相手は、やや苦手なようだ。
 多くのクロスオーバー作品に出演している縁で、「最強ファイターズ」や「CAPCOM vs.SNK」で競演したユリ・サカザキとも仲が良く、よく他の格闘家の技について情報交換しているらしい。
(「CAPCOM vs.SNK2」の勝利メッセージにおいても、ユリがチームメイトのときだけは「思わずノリツッコミ」という新しい一面を見せている)

 3月15日生まれ、日本の東京都世田谷区2丁目出身。両親と、弟のつくしと四人暮らし。
 身長157cm(158cm)、体重42kg。3サイズはB80-W60-H84。血液型A(ジャスティス学園のみO型)。
 好きなものは、体育、白い御飯、ストリートファイト。特技は英会話、料理。行きつけのケーキ屋は「デルフォンヌ」。
 いつでもリュウの写真を撮影できるように、インスタントカメラを常に携帯している。また、「NAMCO X CAPCOM」で競演して以降、ワンダーモモとフェリシアのファン。

 最初に登場した「ストリートファイターZERO2」では、女子高生がセーラー服にブルマで戦うなど、それまでありそうでなかった強烈な設定で、プロデューサーが反省するほど「狙いすぎた」キャラクターではあったが、それから様々な作品に出演。
 数多いクロスオーバー作品にも、ほぼ毎回顔を出すなど、すっかり春麗と並んでカプコンを代表する女性キャラクターとなった。
 ゲームに登場する際は必ずセーラー服で戦うため、すべて高校在学中のエピソードだと思われるが、漫画「さくらがんばる!」(中平正彦著)の最終回において、大学卒業後、母校の体育教師として頑張っている姿が描かれている。

 さくらに「気」の指南をしたのは火引弾。さくらはリュウを慕う一方で、ダンのことも師匠と呼び慕っているようだ。
 さらに上記「さくらがんばる!」の中では、機械のように戦い続けるキャミィが自我を取り戻すのに一役買い、さらにキャミィとのタッグで鋼鉄の大巨人ザンギエフを倒すという大金星をあげている。
 そういえば、初期の設定では、ケン・マスターズが出した格闘技のレクチャー・ビデオを通販で取り寄せて、それを見て格闘技を覚えた。……という設定だったと思うのだが、いつの間にか火引弾が、必殺技のレクチャーをしたことになっている。管理人の記憶違いだろうか?
(2012年2月のWEB拍手でご指摘いただきましたが、↑のエピソードは「ジャスティス学園」シリーズの若葉ひなたと委員長のものだそうです。情報ありがとうございました)
 ユリだけでなく、アテナとも仲が良いようで(実は誕生日が一日違いである。アテナは3月14日生まれ)、「最強ファイターズ」では「女子高生チーム」という専用のチーム名がつき、「CAPCOM vs.SNK」でも二人専用の登場デモがある。

 担当声優は、笹本優子氏(全てのゲーム)、大沢千秋氏(OVA「ストリートファイターZERO THE ANIMATION」)、川崎真央氏(OVA「ストリートファイターALPHA ジェネレーション」)、久川綾氏(ドラマCD「ストリートファイターZERO2外伝」)。

関連⇒麻宮アテナおっす!友達火引 弾

かす汁
プロフィール・好物

「KOF2000」から追加された、ユリの好物。自家製梅干と並んで、また渋いものを好むようになった。
 だし汁に酒粕を溶いた汁物、もしくはだし汁に味噌と酒粕を合わせたものを溶いた汁物のことを言う。
 具材は、主ににんじん、大根、魚などが用いられるが、好みに応じてこんにゃくやちくわなどを入れる場合もある。何を入れてもそれなりに味がまとまるのが、かす汁の利点である。
 ビタミンや炭水化物、アミノ酸などを多く含み、身体を暖かくしてくれるため、主に冬のイベントで振舞われる場合が多い。

 酒粕、というだけあって、当然アルコールを含んでおり、2006年9月には、かす汁を二杯食べて車を運転した神戸市の教師の呼気から、1リットルあたり0.15ミリリットルのアルコールが検出される事件があったのだが、この教師は2007年3月、酒気帯び運転で書類送検されてしまった。気の毒な話ではある。
 肝心のユリは、「CAPCOM vs.SNK 2」の勝利メッセージで、覇王丸の酒を飲んでぐでんぐでん(べろんべろん、でも可)に酔っ払っていたことから、酒にそう強い耐性があるとも思えないし、「KOF13」のキング対アテナの試合前デモから、ユリは酒癖が良くないことも示唆されている。
 本当は、かす汁を食べさせないほうがいいのかもしれない……。

関連⇒麻宮アテナ甘口カレーキング自家製梅干ショートケーキ

かみきり虫
BGM・KOF'96

「KOF'96」より、ユリの所属する龍虎の拳チームのテーマ曲。
「カミキリムシ」という昆虫の解説は……いる?

カラオケ
プロフィール・趣味

 ユリの趣味の一つ。
「龍虎の拳2」のスタッフロール(ユリの歌うカラオケの音符がミッキー・ロジャースを破壊)を見ていると、上手いとは言い切れないようだ。

 普段はよく友人を誘って歌いに行っているが、友人の都合がつかないときは、兄のリョウを聞き役に無理やり連れ出して歌っているとのことで、よほど歌うのが好きなのだろう。
 好きな音楽は「演歌以外」(龍虎2)とのことだが、「KOF」以降はaiko、PUFFY、坂本冬美などにも凝っている、という設定がつけられているのは、意外といえば意外。

 ユリ以外のSNKキャラクターでは、藤堂竜白、キム・カッファンの趣味でもある。
 藤堂は演歌一筋だそうで、「演歌以外はなんでも聴く」というユリの音楽志向とは見事に対極。この二人をカラオケの一室に閉じ込めると、間をおかずしてバトルロワイアルに発展しそうである。

「カラオケ」という言葉は「空っぽ」+「オーケストラ」の造語。
「生伴奏ではなく、録音された音源で音楽をまかなう」という意味の放送業界の用語で、NHK交響楽団員の雑談から生まれたらしい。
 さらに、1971年にバンドマン井上大佑が、8トラックテープに録音された伴奏を演奏する装置「8ジューク」を開発し、一般の酒場に普及しはじめると、この「8ジューク」から発展する伴奏装置や、それを使って専門にサービスする業種そのものをさして「カラオケ」と呼ぶようになった。

 ちなみに、イギリスで行われた「最も重要と思いつつも最も不快に感じる発明品」という内容のアンケートでは、22%の支持(?)を集めて堂々の一意を獲得。
「8ジューク」の開発者・井上大佑は、2004年、イグノーベル平和賞を受賞、さらに2005年にはその人生が「KARAOKE -人生紙一重-」というタイトルで映画化された。

関連⇒藤堂竜白リョウ・サカザキ

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逆転よゆうッチ
キャッチコピー・CAPCOM vs.SNK

「CAPCOM vs.SNK」におけるユリのキャッチコピー。意味は解らないが、その意気込みは伝わってくる。

関連⇒よゆうッチ

極限小町
通称・KOF XI

「KOF11」の勝利メッセージから、ユリの愛称。後にカードゲーム「ヴァイスシュヴァルツ」に登場した際には、ユリのキャッチコピーのひとつにもなった。
 ユリはご近所ではこう呼ばれているらしい。最初は「どうなんだ」と思ったりもしたが、ユリ自身は満更でもなさそうなので、それもまあいいか。
 ちなみに「小町」というのは、平安時代の女流歌人、ご存知「小野小町」のこと。六歌仙、三十六歌仙に選ばれる実力派歌人であり、日本史を代表する佳人でもあるスーパーウーマン。その小野小町にあやかって、美しい女性のことを「小町」と称する。
(ただし、その美貌に関する説話は全て後世の創作。本人の伝に関する詳細はほとんど不明)。
 小野小町の伝説に関しては、謡曲「七小町」が詳しい。

 ちなみに、全く関係ないが、女性の美しさを形容する表現はたくさんある。
 文学的に正しい順序かどうかは解らないが、私(=KEEF)が子供の頃に本で見た表現では、上位から
「佳人」「麗人」「美人」「ブス」「オカメ」「ヒョットコ」「ヒュー」「トン」「パー」
 ……だ、そうである。「ヒョットコ」までは、表現としてかろうじて見たことがあるが、「ヒュー」「トン」「パー」は、その本以外では見たこと無いなぁ。

極限ファイト
BGM・KOF2001

「KOF2001」より、ユリの所属する龍虎の拳チームのテーマ曲。

極限流空手
名称・流派・全タイトル

 若かりしころのタクマ・サカザキが創始した空手の一流派。「気」と「体術」との高レベルでの融合に成功した、超実践的な格闘流派である。
 特に「気」の扱いに長け、体格も間合いも問わない劇的な戦闘力を発揮するが、その戦闘力の高さがサウスタウンの闇に大きな影響を与え、皮肉にもサカザキ一家を不遇の運命へと招きいれた。

「空手」と銘打ってはあるものの、ゲームに登場する技や、タクマが若い頃に武者修行の旅を続けていた経験などから、創設当初から「街頭ルール(ノールール、ノーウェイト)」「対他流派試合(ミックスド・マッチ)」「多対一」を念頭に置いた、極めて実戦的な総合格闘技として創始された印象が強い。
(「三戦(さんちん)」や「砕破(サイファ)」など、琉球唐手との接点をうかがわせる技も存在する)
 基本的に、直接的な体術で相手に突撃を敢行する奥技には「飛燕」の名を冠し(「飛燕疾風脚」「飛燕鳳凰脚」など)、「気」を用いて相手に間接的に攻撃を加える奥義に「覇王」の名を冠する(「覇王翔吼拳」「覇王至高拳」など)が、「覇王」の名を冠する技には高等奥義(超必殺技)が多く含まれる。
 更に、その両方の特性を含む「究極奥義」という位置づけで、「龍虎乱舞」という最大奥義が存在する(「奥義を超えた境地」とされることもある)。
 その技の力強さと、自由なアレンジを受け入れる懐の深さが最大の特徴だが、共に奥義である「覇王翔吼拳」が「超必殺技」、「龍虎乱舞」が「隠し超必殺技」「乱舞系必殺技」という概念を初めて格闘ゲームに持ち込んだことからも分かるとおり、極限流空手が後の格闘ゲームに及ぼした影響は、はかり知ることができないほど巨大である。

 タクマ・サカザキが「極限流」という名称をいつ頃から使い始めたのかは不明だが、藤堂竜白は、「龍虎の拳」の時代からさかのぼること20年前、日本で自分の道場を襲ったタクマと戦った事実を、「極限流と戦ったことがある」という表現で語っている。
(タクマはこの時点で「覇王翔吼拳」を使用しているため、流派としての原型は、このときにはほとんど完成していたものと思われる)
「龍虎」の時代設定から考えると、このエピソードは1960年前後のことのはずで、日本本土に空手を紹介した船越義珍が「空手道」という名称を用い始めたのが1935年、全日本空手道連盟(JKF)が結成されたのが1970年のことだから、空手の流派としては比較的古い。
 タクマがサウスタウンに移住して最初に拓いた道場「竜神館」は、妻・ロネットの死亡事故と、それに続くタクマの失踪事件の後に閉鎖され、現在は廃墟となっている。
(上記の話はいずれも、石井ぜんじ・天獅子悦也「龍虎の拳」に基づく)

 ユリ誘拐事件の後、リョウとタクマは和解し、タクマは道場を再興。極限流空手普及のための行動を起こし、メキシコや日本など、世界各地に道場を開設し現在に至る。
 開祖であるタクマを第一世代とするならば、その使い手は第二世代であるリョウ・サカザキ、ロバート・ガルシア、ユリ・サカザキ、そして第三世代のマルコ・ロドリゲス、村上大地、海堂狂也、沙藤真琴らへと受け継がれていくことになる。

「餓狼 MARK OF THE WOLVES」のドリームキャスト版のオマケ要素「ギャラリー」で見ることができる「極限流」のポスターによると、海外での名称は「KYOKUGENRYU KARATE ORAGANIZATION」。

 その使い手によって戦闘スタイルは大幅に異なる。現在極限流で最強の存在とされるリョウ・サカザキはクラシックな空手にちかいスタイルを好み、一般的にはこれが「正統派極限流」と認識されることが多いが、その妹のユリ・サカザキは極限流に自らのアイデアで大幅なアレンジを加えた、かなり変則的なスタイルを好む。

 元ネタは恐らく「極真空手」とその創始者「大山倍達」。
 極限流だけでなく、SNKのキャラにはこの両者をモデルにしたと思われるエピソードやキャラが幾つかある。真樹日佐夫が使った「飛燕の蹴り」、ウィリー・ウィリアムズ=マルコ・ロドリゲスなど。また、大山に挑戦した太極拳使い・林練山は、体格からファイトスタイルまで「餓狼伝説」シリーズのチン・シンザンに酷似している。

 なお、コミック「龍虎の拳」(ゴッセージ版)では、最後のボスとして「(天狗の面をかぶった)タクマと並ぶ極限流の実力者」が登場する。
 こちらの設定では、極限流の創始者はタクマではなく、さらに古い歴史がある可能性が示唆されている。
(「KOF MAXIMUM IMPACT Regulation"A"」のリョウ・サカザキ対溝口誠の対戦前デモでは、リョウが「極限流は親父が興した流派」と断言している)

関連⇒極限流空手 ブラジル支部極限流空手 日本支部極限流空手 メキシコ支部虎煌拳沙藤麻琴覇王翔吼拳村上大地リョウ・サカザキロネット・サカザキロバート・ガルシア

極限流空手 上海支部
名称・地域・KOF?

「KOF12」リョウ・サカザキの、対シェン・ウーの勝利メッセージに登場。

「なかなかやるな!よし、極限流上海支部を設立だ!」

 強者に出会う→支部設立、という、「起承転結」の「承転」を見事にすっ飛ばした発想の展開が余りにもスピーディーだが、シェンを師範にスカウトしようと思ったのだろうか?
 いずれにしても、設立はまだ先のことだと思われる。

関連⇒極限流空手極限流空手 ブラジル支部極限流空手 日本支部極限流空手 メキシコ支部

極限流空手 日本支部
名称・CAPCOM vs.SNK・Days of Memories

「CAPCOM vs.SNK」にて登場。
 2000年竣工。満を持しての故国・日本への凱旋だったと思われるが、まだ木造の骨組みしか出来上がっていない段階で、不幸にも「ミレニアム・ファイト」のバトル・ステージの一つに指定されてしまう。竣工主であるタクマが心配そうに見つめる中で試合が行われ、タクマの心配をよそに、激しい戦いの中で建てかけの道場は、やはりというか、崩れてしまう(条件によっては完全崩壊する)。

 だが、5年の時を経た2005年以降、「Days of memories 〜僕と彼女の熱い夏〜」「同 〜彼と私の熱い夏〜」にて、ついに日本支部が稼動していることが確認されている(少なくとも、2004年以前には運営を始めているようだ)。
 2000年のショックに負けることなく、夢を完遂させたタクマ・サカザキの精神力には感嘆させられる。道場の住所は、大阪府吹田市江坂町と思われる。
(ただし、劇中の舞台となる「ESAKA」は架空の都市なので、そもそも「Days of memories」のエピソード自体が、「CAPCOM vs.SNK」での道場崩壊という現実から逃避したタクマ・サカザキの夢か妄想から派生した仮想現実、という可能性もまったく無いわけではない)

 道場には若い門下生が多く、近所にある私立清嶺学園や私立雷門学園の生徒も在籍している。
 村上大地、海堂狂也、沙藤真琴などの、ユリよりも若い「日本世代」が、「新世代極限流チーム」としてKOFを震撼させる未来も、そう遠くは無いだろう。

 ちなみに、「CAPCOM vs.SNK」で道場が崩壊する条件は、各キャラに設定された体重値が、転倒orダウンによって蓄積されていく、その度合い。普通は15段階までしか崩壊しないが、15段階まで崩壊(天井が落下した状態)でスーパーコンボ・フィニッシュで試合を決めると、16段階目として完全崩壊してしまう。

関連⇒極限流空手極限流空手 ブラジル支部極限流空手 メキシコ支部沙藤麻琴村上大地リョウ・サカザキ

極限流空手 ブラジル支部
名称・地域・餓狼伝説

「餓狼 MARK OF THE WOLVES」にて登場。マルコ・ロドリゲスが責任者を務めているようだ。
「餓狼 MARK OF THE WOLVES」の年代から考慮すると、極限流空手の海外支部としては1994年のメキシコに継いで二番目に設立されたと思われる。
(「餓狼MOW」の舞台が2005年で、ブラジル支部で修行を積んだマルコ・ロドリゲスがこの年、40歳。
 マルコが何年の修行で奥義を得たかは不明だが、恐らく2000年以降に再度竣工された日本支部よりは、ブラジル支部は古いはずである)

 アメリカとメキシコでの成功で、北米大陸での営業に自信を持ったタクマが、あらためて南米に着目したのではなかろうか。
 興味深いのはブラジルが、1998年秋から深刻な経済危機に襲われたことである。先だって1994年、メキシコの通貨危機に臨んで成功したタクマが、そのときと同じ手法で支部を設立したのだとすれば、ブラジル支部の設立はおのずと1999年と仮定でき、この年代は日本支部よりも古い。

 所在地は恐らく、1000万人の人口を抱える南米最大の都市サン・パウロ。イタリアやポルトガル、そして日本からの移住者の子孫が住民に多く、日本語新聞も刊行されており、日本文化を受け入れる下地はある。
 意外な経済通であるタクマ(と、ブレーンのアルバート・ガルシア)が、この好条件に目をつけた可能性は高い。

関連⇒極限流空手極限流空手 日本支部極限流空手 メキシコ支部リョウ・サカザキロバート・ガルシア

極限流空手 メキシコ支部
名称・地域・KOF

「KOF'94」の龍虎の拳チームのストーリーに登場。恐らく、極限流空手初の海外支部であるが、タクマがなぜメキシコを選んだかは謎。人脈があったのだろうか?
(ロバート・ガルシアも「なんでメキシコやねん」と疑問を呈している。また、余談だが、旧ゲーメストライター陣の憶測によると、タクマが無類のメキシコ好き(ぴぐ氏)、メキシコといえばタコス(ももやん氏)、テキーラ(アディオス氏)……結局、真実はタクマの胸のうちにのみあるようだ)

 なお、タクマが支部を設立した1994年、メキシコは深刻な通貨危機に襲われている。徐々に社会不安が広まるなか、護身術を教える場として、極限流道場が頼りにされたことは想像に難くなく、「KOF'94 RE-BOUT」のオープニングムービーからもその盛況具合が伺える。もしもタクマがそこまで見越してメキシコを選んだのだとしたら、彼の経済感覚は超一流といっていいだろう。(ロバートの父親でタクマの親友でもあるガルシア財団会長アルバート・ガルシアの助言もあったと思われる)

 所在地は恐らく、首都メキシコ市。メキシコの政治・経済・文化の中心地で、1500万人という膨大な人口を抱える。標高2260メートルという高地にあるが、盆地のためか近年は深刻な大気汚染が問題となっており、恐らく高地トレーニングには不向き。

「KOF EX」では、龍虎チームのストーリーで、タクマが視察に出かけている。

関連⇒極限流空手極限流空手 ブラジル支部極限流空手 日本支部ロバート・ガルシア

極限流砕破
名称・必殺技・龍虎の拳2

「砕破」と書いて「サイファ」と読む、ユリの必殺技。腕を眼前に突き出して気のバリアーを張る。バリアーの色・形は作品によって異なる。
「雷煌拳」や「燕舞脚」と同じく、ユリがプレイヤーキャラクターデビューと同時に公開したオリジナル必殺技の一つ。「KOF」以降、「砕破」で定着したが、初登場時は「極限流」の冠詞がついていた。

 作品によってちょっとずつ性能に差はあるが、概ね隙が少なく判定が強いので、反撃技や、咄嗟に飛び道具を相殺する手段として重宝する。また、作品によっては相手の飛び道具を跳ね返したり、相手の食らい判定を残したまま打ち上げることもできる。
(そのため「KOF13」では画面はし限定だが、
 EX砕破 → 強・砕破 → 弱・砕破 → 弱・ちょうアッパー(1段目) → (DC)強・砕破 → 弱・砕破 → 飛燕鳳凰脚
 などの、かなり無茶な連続技が成立する)

 ボイスは「さいふぁ〜!」「え〜い!」など。

 元となったのは、恐らく沖縄県に伝わる「琉球唐手とぅーでぃー」の主流派の一つ「那覇手なーふぁでぃー」。東恩納ひがおんな寛量が体系化した、この「でぃー」に、そのものずばり「砕破サイファ」という型がある(ただし、塞破、砦破、最破、などと漢字を当てられることもある)。
 現在、宮城長順が創始した「剛柔流」などにも受け継がれているようで、当初「極限流砕破」という名称だったのは、琉球空手を源流とする現在の空手の流派の型と差別化する意思があったのかもしれない。

 また、この技が、格闘家としてユリが始めて開発したオリジナル必殺技の可能性がある。というのも、英語の「サイファー(Cipher)」は「暗号」という意味だが、文語ではよく「ゼロ」という意味でも用いられるからである。ユリが初めてゼロから開発したオリジナル必殺技に、色々と洒落っ気を込めて命名したのかもしれない。
「SNKギャルズアイランド 戦艦バトル 撃沈しちゃうぞ!」に出演した際には、自身の駆る戦艦「ユリちゃん号」の必殺技にも採用していることからも、この技に対する愛着ぶりがうかがえる。(効果は「味方全員に耐久力1のバリア」というもの)

 ちなみに、「KOF」で父のタクマが使った「三戦さんちん」「三戦さんちんの型」も、元は琉球空手が発祥である。

関連⇒砕破

キング
人物・龍虎の拳・KOF・他

 誰もその過去を知ることが無い、かつての男装のムエタイ戦士。
 サウスタウンに現れた10代後半当時は、不良たちを集めて悪事に手を染め、さながら無法グループと化していたが、同じくサウスタウンを根城とするジャック・ターナーのグループと衝突。ジャックとの勝負に敗れ、以降、その上位組織を束ねるMr.BIGの傘下として、レストラン「L"AMOR」のバウンサーとして働いていた。
 だが、ユリ誘拐事件に絡みリョウ・サカザキに敗れ、組織を裏切ってユリの救出に一役買うことになる。
 数ヶ月間行方をくらませて後、突如サウスタウンに舞い戻り、街角のストリート・ファイトで、足の不自由な弟ジャンの手術費用を稼ぎ出すため、更に磨きをかけた足技を駆使し、多額の賞金を巻き上げていた。
 そして、ギース・ハワードの主催するキング・オブ・ファイターズにてリョウと再戦。リョウとロバートが費用を捻出した手術で弟の足が完治したことを知り、極限流一派と和解した。

 その後、イギリスはロンドンでバー「イリュージョン」を開店し、若い世代の女性格闘家のお姉さん役として、また広い店内をバトルフィールドとして提供するプロモーターとして、今もKOFに関わっているが、頼りがいがあるせいか、ユリや不知火舞、ブルー・マリーなどに頼まれて出場する機会が非常に多い。
(サカザキ一家の都合で何度か「極限流チーム」から出場しているが、「女性格闘家チーム」からの出場は舞に次ぐ13回で、ユリ以下のメンバーにダブルスコアの大差をつけている)

 誘拐されたところを助けられて以降、ユリからは相当になつかれており、女性として男性に混じって戦い続けるその「強さ」がユリに与えた衝撃や影響はかなり大きい。また、兄のリョウとの仲を発展させようとタクマとともに色々と画策されているほか、「KOF13」ではついに「理想の結婚相手」にまで敬意がレベルアップしている。
 リョウがずっと外で戦い、幼い頃から一人で家にいる時間が長かったユリには、姉のようなキングの存在感が、頼もしくて仕方ないのだろう。
 キングにとって、ユリはもっとも苦手なタイプのようにも思えるが、やはり無視はしきれないのか、他人には厳しい一面を見せることがあっても、ユリには押し切られたり、イジられたりする場面が多い。

 フランス出身で、4月8日生まれの22歳(龍虎の拳2)。身長175cm、体重58kg。3サイズは86-58-85(→86-57-86)。(データは龍虎2→KOF13)。常に男性的な凛々しい口調でしゃべるが、友人のユリや不知火舞の前では女言葉が出ることがある。
 趣味は、ワイングラスのコレクション、ピアノ演奏。好物は野菜(ベジタリアンだが、ようやく肉も食べられるようになった)。
 弟のジャン、ペットのマロン(猫)以外、その家族構成は不明。「ムエタイ・マジック」と形容されるその蹴り技は、ムエタイ・チャンプ直伝と言われ、戦いの場には常に正装で赴く。
 独立心が強く、「龍虎の拳2」では恋愛対象としても尊敬の対象としても異性には興味を示していなかったが、「KOF」シリーズでは「KOF2000」以降、タクマとユリの策謀が効を奏してか、リョウ・サカザキのことをかなり意識している描写がある。

 KOFにおける「女性格闘家チーム」の礎を築き、今は数多くのプティスールを引き連れるグラン・スール。「女性格闘家チーム」からの出場は、不知火舞に次いで多い。上の解説は、自分でもちょっと無理があるかな、とか思ったり。
「KOF」の初期は、個人的に「フランス出身なのに、なんでイギリスでバーをやってるの?」とか「なんでリョウといい関係(?)になっちゃってるの?」とか、数多いKOFキャラクターの中でも、原作との設定上のギャップが激しいキャラ・ナンバーワンだったが、慣れとは恐ろしいもので、最近では「女らしいところも出てきたな」などと納得している自分に驚いている有様である。
(ただ「KOF2000」が出た当時だったか、「龍虎」開発スタッフの一人が、「キングはリョウをライバルとしてしか見ていません!」と力説していたのが、印象に残っている。そりゃあ、娘同然のキャラクターの設定を好き勝手にいじられたら、普通いい気はしないだろう)。
 ちなみに、「龍虎の拳2」の攻略ビデオではユリのことを「ユリちゃん」と呼んでいるが、KOFでは「ユリ」と呼び捨て。確実に仲はよくなっているようだが、キングとユリの場合は「仲の良さ」というより一種の「因縁」に近いかもしれない。

 家族関係については不明な点が多いが(弟のジャンもファミリーネームは不明)、新声社の「KOF'95」の攻略ムックでは、その家族について、ある衝撃的な仮説が立てられている。
 曰く、同じようなエフェクトの必殺技を持つキング(トラップショット)、ジョー東(黄金のカカト)、ハイデルン(ムーンスラッシュ)の三人は、実は親子なのである。
 それぞれの本名は、長女キング=「クララ・ベノムストライク」、長男ジョー・東=ジャン=「ジャン・ヒガシ・ベノムストライク」、父親ハイデルン=「ハイデルン・ベノムストライク」。
 ……「衝撃的」にもほどがあるが、この仮説が真実の一端を捉えているのなら、キングの弟ジャン(ジョー・東)の足の怪我が、父親ハイデルンと家族がルガール・バーンシュタインによって襲撃されたときに負った可能性が高い。また、詳細がまったく不明なキングの母親(サンドラ・ベノムストライク)の素性についても、想像の翼が広がっていきそうだ。

 担当声優は、生駒治美氏(ゲームすべて)、勝生真沙子氏(アニメ「バトルスピリッツ 龍虎の拳」)、冬馬由美氏(ドラマCD「KOF'94」)、シャロン・ベッカー氏(海外版OVA「BattleSpilits Art of Fighting」)。

関連⇒イリュージョン四条雛子ジャン女性格闘家チーム不知火舞藤堂香澄友達リョウ・サカザキ

キング・オブ・ファイターズ
名称・龍虎の拳・餓狼伝説・KOF

 世界最強の格闘家を決める、著名な(アンダーグラウンドの)格闘大会。
 最初はサウスタウンにおいて、一都市規模で行われていた大会だったが、その名前がもたらす影響力を様々な勢力に利用され、徐々に世界規模の大会へと様相を変えていった。
 いつごろから行われ始めたかは不明だが、ゲーム上の時系列で最初の開催が確認されたのは、「龍虎の拳2」の舞台となった1979年に、ギース・ハワードが開催したもの。
(意外な感じがするが、「龍虎の拳」の世界で「KOF」が開催されたのは、この一回のみである)

 以降、時系列で「龍虎の拳」から「餓狼伝説」シリーズに舞台を移し、ヴォルフガング・クラウザーの手により世界規模の大会となり、パラレルワールドの「KOF」でついに(表向きは)スポンサーがつく商業ベースによる公認大会となった。

 これまでにこの大会を開催したことがある者は、ギース・ハワード、ヴォルフガング・クラウザー、「Q(組織)」、カイン・R・ハインライン、ホワイト、ルガール・バーンシュタイン、神楽ちづる、クリザリッド、ゼロ(クローン)、イグニス、デューク、ジヴァートマ、無界、禍忌、ローズ・バーンシュタイン、。
 その全員が、「最強の格闘家を決める格闘大会」ではない、裏の目的を持って大会を開催した。
(ただし「KOF 11」のエンディングから察するに、ローズ・バーンシュタインは「遥けし彼の地より出る者」によって操られていた可能性が高い。
 また、「Q」が開催した一度のみ、格闘大会ではなくクイズ形式で勝敗が争われた)

 なお、大会名に「ザ」という冠詞がつくこともあるが、その場合、「・キング・オブ・ファイターズ」と「キング・オブ・・ファイターズ」という、二通りの名称が確認されている。

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クィーン・オブ・ファイターズ
名称・SNK GAL"S FIGHTERS

 女性のみ参加できる格闘大会。その名称から、「キング・オブ・ファイターズ」のスピンオフ企画と思われる。
 なんでも願いがかなうという本当の意味で「マジすごいお札」、「Kのお札」というマジックアイテムが優勝者に贈られた。主催者は正体不明の「ミスX」こと八神庵。
 だが、「ミスX」こと八神庵がどこであのようなアイテムを手に入れたのか、とか、結局「ミスX」こと八神庵は何がやりたかったのか、など、残された謎は多く、深い。

関連⇒Kの御札ミスX

空牙
名称・必殺技・KOF・CAPCOM vs.SNK

 ユリ・サカザキの必殺技「ユリちょうアッパー」の正式名称。
 名前の元ネタは不明だが、データイーストが1989年に、同名のシューティングゲーム「空牙」をアーケードで発売しており、こちらには「ウルフファング 空牙2001」と「スカルファング 空牙外伝」という続編も存在する。
「空牙」というリングネームのプロレスラーがいるが、彼がそう名乗り始めたのは2010年からで、それまでは「アジアンクーガー」と名乗っていた。
「クーガー」とは、ピューマ(南北アメリカ大陸に生息するネコ科の大型哺乳類)の標準的な英語名の一つ。このピューマは、最大1.8メートルの頭胴長に対し、高さ4メートル、幅12メートルもジャンプした記録があり、これを無理やり対空技「空牙」のジャンプ力に結び付けられないこともない、気がしないでもないと、推測されるようなされないような。たぶん。

関連⇒裏空牙ダブルユリちょうアッパー飛燕烈孔夢空牙ユリちょうアッパーユリちょうアッパーフィニッシュユリブライダルフェアー

空中当身(仮)
名称・必殺技・KOF

「KOF11」の企画段階でボツになった、ユリの幻の必殺技。空中で身体を回転させ、膝を立てたポーズ(イメージ的には空中ガード)で相手の攻撃を受け、空中回し蹴りで相手を地面にたたきつける当身技。攻撃方法が異なるが、技のイメージとしては、同じく「KOF11」に登場した牙刀の空中当身技「応牙」が近い。

 開発者の備考では、

「相手が空中攻撃だと成立するようにしたいが、ムズカしいようなら判定を前方に強く、下方に弱くすることで、対空技で負けるような感じにする」

 とあり、技のイメージがかなり明確に定まっていたことが伺える。実装されたら、面白いことになっていたと思うのだが……。

関連⇒覇王翔吼拳

空中版天翔覇王翔吼拳
名称・超必殺技・KOF MAXIMUM IMPACT 2

「KOF MAXIMUM IMPACT Regulation“A”」から登場の超必殺技。
 前作「MI2」で登場した「天翔覇王翔吼拳」の空中入力技。地上版では相手の身体を踏み台にして駆け上がるモーションがあるが、この空中版はその部分が省略されており、空中で身体をひねって気をためたあと、斜め下に覇王翔吼拳を打ち落とすシンプルな飛び道具になっている。
 タイミングは難しいが、相手をダウンさせた後に「ダウン追い討ち」として使うことも可能。「芯!ちょうアッパー → 空中版天翔覇王翔吼拳」で相手体力を六割奪える。(基本技からつなげると連続技補正でダメージが激減する)

 ボイスは「てんしょう!」「はおうしょうこうけーん!」

 当初、「餓狼伝説」や「龍虎の拳」の世界では、空中で気を練って飛ばすことは至難の芸当で、リョウ・サカザキやギース・ハワードなどの凄腕の武術家にしかできない、という設定があった。ユリは「雷煌拳」で「地上で気を練ったまま、それを保持してジャンプ、空中から打ち落とす」という驚天動地(?)のアイデアを披露した後にも修行を重ね、ついに地上での予備行動無しでも空中から「雷煌拳」を打てるほどに腕を上げた。この「空中版天翔覇王翔吼拳」は、その修行の完成形であろう。

 ……もっとも、今は空中で飛び道具を撃てるキャラクターは山のようにいるけど……(涙)。

関連⇒虎煌拳天翔覇王翔吼拳電神 覇王翔吼拳覇王翔吼拳覇王雷煌拳雷煌拳

空中飛燕鳳凰脚
名称・リーダー超必殺技・KOF

「KOF11」にて登場のリーダー超必殺技。その名の通り、空中から斜め下に向かって飛燕鳳凰脚を放つ。
 この技の最大の特徴は、中段攻撃の特殊技である→+A(燕翼)からキャンセルで出せること。つまりしゃがみガード潰しから大ダメージ確定という逆転性の高さがウリ。
 また、無敵時間が攻撃判定の出現後まで続くため、空対空や対技潰しとしても威力を発揮する。

関連⇒燕翼鍼!飛燕鳳凰脚飛燕鳳凰脚

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ケツ
通称・特殊技・KOF

「燕翼」のこと。また「KOF13」では、空中吹っ飛ばし攻撃もヒップアタックであり、二つを区別するために「燕翼」を「立ちケツ」、空中吹っ飛ばし攻撃を「飛びケツ」と呼ぶこともある。
「KOF11」では「立ちケツリーダー(立ちC → 燕翼 → 空中飛燕鳳凰脚)」、「KOF13」では「ケツネオマ(燕翼 → 覇王雷煌拳。無条件で繋がる)」が可能で、意外と侮れない。

関連⇒燕翼

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虎煌拳
名称・必殺技・龍虎の拳・KOF・CAPCOM vs.SNK

 極限流空手における、必殺技(奥義)の一つ。腰を引き、手中で「気」を練って弾とし、それを相手に投げつける(飛ばす)技。
「龍虎の拳2」から「KOF'95」までは画面端まで飛んでいく飛び道具だったが、「KOF'96」から(モーションは変わらないが)「気」を至近距離で爆発させる技になった。
 極限流一門の中でユリの虎煌拳のみ、タイトルによっては、コマンド入力後にボタンを押しっぱなしにすることで、より気弾の大きい「覇王翔吼拳」に技が変わる(こちらは画面端まで飛んでいく)。
 また、「MAXIMUM IMPACT」シリーズでは、モーション中に「百烈びんた」コマンドを入力すると、以降のモーションをキャンセルしてフェイントに使うことができる。

 ボイスは「こおうけん!」

 技名にある「煌」とは「きらめく」と言う意味のほかに「敬う」という意味がある。
 タクマのそれは、最大のライバルであり彼の引退の原因となる傷をつけたリー・ガクスウに手向けられたものであり、リョウのそれは、リョウの親友であり終生のライバルであるロバート・ガルシアに向けられたものである。
 ……ユリの場合は、個人的にロバートに向けたものだと思うのだが。気弾の色が一人だけピンク色なことがあるし。ちなみにロバートが使う同じ技の名称は「龍撃拳」。

 なお、タクマは同名の「虎煌拳」という技でも、気弾を飛ばす技、見えない衝撃波を飛ばす技、相手のいる位置に気弾を出現させる技など、複数のバリエーションを使いこなす。
 さらに、気弾を飛ばす技ではなく、気を篭めた拳で相手を打ち抜く「極限虎煌」、相手の気弾を相殺する「虎煌破砕掌」など、直接的に「気」を用いる技を使わせれば、まだまだタクマの右に出るものはいないようだ。

 ゲームではなく漫画版からの出典(「龍虎の拳」ゴッセージ著)だが、ロバートがリョウにジャイアントスウィングで振り回されながら、全方位に龍撃拳(ただし作中では「覇王拳」と名前が変わる)を乱射する超スペクタクル奥義「覇王拡散照射拳」というアクロバティックな使用法もある。

 そういえば、フェニックスソフトが出した「KOF2003」の違法改造基盤「臥虎藏龍 Crouching Tiger, Hidden Dragon 2003」では、当たった相手を氷漬けにすることができるという、謎性能が追加されていた。

関連⇒空中版天翔覇王翔吼拳天翔覇王翔吼拳電神 覇王翔吼拳覇王翔吼拳雷煌拳

こじゃんとくるっち!
登場デモ・CAPCOM vs.SNK

「CAPCOM vs.SNK」シリーズで登場する、ユリの汎用登場デモの一つ。勢いよく気合を入れながら構える。ポーズは「いっくぞー、おー!」と同じ。
「こじゃんと」は土佐弁で、「物凄く」「たくさんの」という意味。転じて「全力でかかって来い!」というニュアンスだろうか。
 実はポーズもセリフも、カプコンの「ストリートファイター3」シリーズに登場する空手少女・まことの登場デモのパロディ。
(元になったまことのボイスは「こじゃんときぃや!」。まことの「こじゃん」は【こ】にアクセントがあるが、ユリの「こじゃん」は【じゃ】にアクセントがあるので、一度聞いただけでは同じ台詞とはほぼわからない)

「こじゃんとくるっち!」「こじゃんときぃや!」

 なお、「スト3」のまことは熱血空手少女のため、ユリとは対極のキャラクターのようにも思えるが、共通点がないこともない。

  • 二人とも実家が空手道場である (まことの実家は「竜胆館」)。
  • 二人とも兄がいる (ただし、まことの兄は空手の道を諦めている)。
  • 二人とも、胴着の下にTシャツを着用していない (まことは赤のスポーツブラを着用している)。
 などなど。

 ちなみに、まことには「勝負じゃ!」というボイスもあり、こちらもユリの「勝負っち!」に共通するものがある。
「スーパースト4」の公式データによると、まことは身長160cm、体重50kg、3サイズ80(B)-61-87。
(ただしカップは「これ」による測定)

関連⇒いっくぞー、おー!

ゴッセージ
人物・漫画家

 ボンボン版コミカライズ「龍虎の拳」の作者。こうのたけし/幸野武/幸野武史/幸野武至/幸野たけ志/GOSSAGEと、多くのペンネームを使い分け、集英社、講談社、小学館、日本実業社などで活動している。
 代表作は「極道懺悔録」「天切り松闇語り」「スターダスト11」「下町の太陽」など。短期集中連載や読み切りの仕事を多くこなしているようだ。

関連⇒MASKマリ・ナガサキ

ゴンザレス
通称?・CAPCOM vs.SNK2

 ザンギエフのこと。
 ユリがザンギエフの名前をこう間違えた事で、ザンギエフを怒らせてしまったが、どちらが悪いということではなく、この場合はザンギエフの名前がゴンザレスではなかった、という事実が不幸だったのであろう。

関連⇒アカゲナコナコ爆発アタマハチハッスルおやじ腹ぺこオオカミハリボテ漫才前屈みクン

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